アロカシア コロカシアたちの冬越しの方法

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~近畿地方 リビング管理のアロカシアたち 冬越しのための方法~

近畿地方の我が家。

温室もありません。

とにかくアロカシアやコロカシアたちが、冬越しするたびに小さくなっていく状況を打破すべく、毎年いろいろと工夫をしていましたが、今シーズンは趣味の園芸2月号で熱帯植物家の杉山さんが提案されていた【全密閉】をしてみました。

2024/02/05

1ヶ月が過ぎた今の状態です。

置き場所は、2階への階段をあがったところ

温度も比較的高めで、日当たりもリビングにいてる時と変わらず当たる感じです。

水やりをしてから、30分後に密閉してみましたが、かなりの湿度がある様子です。

そのため、どうしても十文字の針金支柱でのテント風全密閉では、ビニール袋に接触する部分が出てきてしまい、その部分は具合が良くなさそうで、方法を変えて全密閉に再挑戦しました。

トレーだけ今回は100均以外の私物を使いました

材料は100均(セリア ダイソー)で揃えられます。

ネットを組み立てました 全て取り外しが簡単で再利用できます
手前が○タイプ 奥側が□タイプ

ワイヤーネットは段違いにすることで、ビニール袋が70Lの大きさに対応できます。

全部大きいと袋が70Lでは閉まらず(100均ではこの大きさのビニール袋が最大でした)、小さいのでは、少し高めの植物にビニール袋が接触する可能性が出てきます。

トレーには、鉢底をあげるための猫除けネットを敷きます。

○タイプのものを使っていましたが、重さのある鉢だと少し不安定になるので、□タイプのものを試しに購入してみました。

わずかですが、全体的に太く仕上げられています。

難点は、細かいサイズ調整がしにくいので、適材適所かなと思います。

トータル¥1100の材料で全密閉の完成です

雨降りだったので、暗い感じがしますが、晴れるとしっかり陽の光が届きます。

これで、ビニール袋に植物が接触する心配もなくなり一安心です。

¥1100かかりましたが、解体してまた組み立てることも可能なので、毎年使えますし、片付けるのも簡単で場所を取らないので、かなり使えると思います。

ちなみに、かなりの湿度がこもりますが、1カ月そのままで今回開けて、みんな触ってみましたが腐ることもなくしっかり元気でした。

葉が落ちた茎などはさすがに腐ってましたが、それをそっと取ると新芽がのぞいていたり(((o(*゚▽゚*)o)))

いける!あとは暖かくなったら、肥料をしっかり上げて太らせるぞ!という気持ちにさせられました。

今後の状態に期待が膨らみます(^▽^)/

アロカシア、コロカシアたち以外の植物で、湿度があるほうが良さそうなタイプ、寒さに弱いタイプはトレーに猫除けネットを敷き、そこに水をタップリ入れて鉢の高さの少し上まで全体をビニール袋で覆ってみました

夜はこんな感じにビニール袋を引き上げて、ふわっとしています

さらに寒さ除けに、フルーツのネットを鉢に着けたり、100均のアームウォーマーをはめてみたりしましたが、それもとても良かったように思います。

このような管理にしたとたんに、葉が持ち上がったり、新芽が芽吹いたり、葉色が濃くなったり…

2024/02/11 右が普通に管理してた頃の葉 左が湿度を高めてビニール袋と鉢保温で管理して数日で展開した葉

この違いを見たときに、寒かったんだなぁ、とつくづく実感。

今のところこのような方法の管理が、我が家でできる範囲では良いように感じています(o^―^o)ニコ(温室がない)

熱帯植物系は、人間のエゴでそばにいてもらっているのですから、本当に寒さに気を付けてあげないといけないと心底感じました(^_^;)

【材料】

  • ワイヤーネット 51×26 2枚 (ダイソー)
  • ワイヤーネット 40.5×26 2枚 (ダイソー)
  • ワイヤーネットスタンド コーナー用 (ダイソー)
  • ワイヤーネット連結ジョイント (ダイソー) 
  • 目玉クリップ (ダイソー)
  • ねこブロック (セリア)
  • 厚手透明ゴミ袋70L (セリア)
  • トレー(白色のカゴに入っていたもの) (セリア)

猫除けネットはダイソーは○タイプです。

~全密閉をして2週間後 注意点がでてきました~

カビましたΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン

ひどくカビました

以前、一鉢丸ごとで全密閉をした時は、全く大丈夫で、植物がかなり元気になり全密閉最高!なんて思っていたので、今回こんなに植物が傷むなんて思いもしませんでした。

そこで、【熱帯植物栽培家の杉山さん】の使用されている土の話を聞いていて、1つ気づきました。

普段は無機培養土のお話が多い中、たまたま有機質の培養土の配合がホワイトピートということを話されていました。

ということは、ph3.5-4.5の強酸性でこれなら腐敗菌や病原菌や害虫などいない土で有機質の土となります。

ところが一般人は普通の培養土を使っています。

配合こそ違いますが、培養土はたいていどのタイプでも、有機質のものが少なからず配合されているかと思います。

それももちろん強酸性以外のものをたくさん配合しているものです。

それが全密閉あるいは鉢密閉をするとカビが発生する原因になるように思います。

そこで振り返ってみると、以前、全密閉をした時に、植物が元気になったときの使っていた培養土は、確かに無機培養土でした。

今回、アロカシアやコロカシアを全密閉しましたが、半分ほどは有機のものが(ホワイトピートではない)使われている土でした。

そこからカビが発生し、全体に回ってしまったようです(つд⊂)エーン

とりあえず、洗いました。

腐っている部分を流水で流し、それでも取れにくい部分は超ソフトのハブラシで優しく掃除して、全て無機培養土で鉢も小さくして植えなおしました。

2024/02/13

でも腐ったところを除くと新芽が出ていたので、少し安心しました。

このハブラシは、とてもとてもやわらかいのにこしがあり、植物を傷つけずに掃除したりするのに必須のアイテムです。

今回のことで、土についていろいろ気づかされました。

やはり室内管理をする場合は、無機培養土が清潔でベストだと感じます。

ただ、それだと水やりの頻度が高くなる、肥料がないので、液肥の頻度もかなりあげないと株がドンドン貧弱になってしまいます

そこでどうしても有機培養土が必要になってきますが、衛生面を考えるとホワイトピートと無機培養土の合わせ技が良いように感じます。

phの調整は必須になってきますが、今後は無機培養土があまり好きでなさそうな植物にはこの有機培養土で育ててみようかと思います(^▽^)/

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植物とワンコとの生活を楽しんでいます。。。
植物もインテリアも道具類も、選ぶ基準は《めっちゃいい》《大好き》。
ちょっと偏ってるかもしれない。。。ブログです!

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