経年変化が美しいものが好きだ。
時間とともにその働きが、頑張りが、そのたたずまいに、にじみ出るものが大好きだ。
テフロン加工のフライパンから鉄のフライパンに変えて、もうどれくらいたつだろう。
テフロン加工のものを使っていたころは、常に次のフライパンのことを気にしていた。
引っ付きやすくなったら買い換えて。 セールの時には次のフライパンを買って。
でも、このタークのフライパンに変えてから、その気持ちから解放された。
このタークのフライパンはずっとずっと使っていけるのだ。
昨日より今、さらに貫禄がでて、「なんでも美味しく焼いてやるぞ!」との意気込みが伝わってくるようだ。
使い始めはなかなかのワガママで、苦労した。
餃子がひっつくのだ。
あれには本当に困った。
手間暇かけて包んだ皮から中身が全部飛び出し、張り付いた皮をへらでこそぎ落して、中身を包んで食べることを、何回繰り返しただろう。
今となっては懐かしいが、あそこでへこたれてテフロン加工に戻らなくて本当に良かった。
テフロン加工のものの時は、へらもシリコンのものを使っていた。
でも、タークのフライパンに変えてからこのステンレス製のへらが最高にいい仕事をしてくれる。
左のものは、使う面が短いのが、非常に使いやすい。
しかも薄いため、食材とフライパンの間に入りやすく、食材の見た目にひびきにくい。
そして、軽い。
右のものは厚めで長さを利用して、すくってお皿に移しやすい。
どちらも、ずっとずっと使っていけそうだ。
ただステンレスなので、経年変化はどうだろう。。。でるかな。。。
ほぼ、タークのフライパンと同じ年なんだが。
購入当初とあまり変わりがないような。。。
なんにせよ、もうこのタークのフライパンは一生使っていくだろう。
育てる楽しみに酔いながら。。。味のある経年変化は本当に美しい。
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